骨盤と口の機能が関係していることは
妊娠中の教室でも 施術でも 高頻度でお伝えしていることです
口の崩れが 体の崩れにあることを痛感し
昨年は 口をテーマにした研修会にたくさん出てきました
さらに 子どもたちの口をよく観察するにつれ
『口』の育ちが 人のからだにどれだけ影響が大きいか・・・
痛感しまくったので ブログでお伝えします
大人で「肺炎」で昇天された方のほとんどは「誤嚥性肺炎」です
なぜ誤嚥したのか・・・ 人生で最初の固形物に対する口の使い方で決まります
最初に覚えた口の使い方が一生の使い方です
なぜ?
正しく噛むこと(咀嚼:そしゃく)と
正しく飲むこと(嚥下:えんげ) とは何か?!
教育を受ける機会がないからです
保健師助産師看護師の資格をもつわたしですが
どの教育でも一度も 正しい咀嚼と嚥下を学びませんでした
以前 歯科医師の方とお話しする機会がありましたが
その方もご存知ではなく ご自身の咀嚼と嚥下もミステイクが起きていました
正しく食べるって何でしょうか?
人生で最初の 食べるは 『授乳』です
これらは原始反射で行われます オートマチックに行われるのです
実は このスタートがめちゃくちゃ大事!
なので「授乳の教室①」は 妊娠中に受けて欲しい教室です
最初の授乳から 正しく飲む! 正しくお口を育てます
お口の育ちには 2つのポイントがあります
①液体の嚥下 と ②固形物の捕食・咀嚼・嚥下 です
①は・・・生まれた赤ちゃんは
乳児嚥下という独特のスタイルから 成人嚥下に変化していきます
このターニングポイントは生後2か月です
ここまでに どれだけ 腹這い遊びができたか・・・
縦抱きでなく 横抱きで育ってきたか・・・
時期は寝返りより前なので 親御さんのかかわりが全てになります
②は・・・次に食べるのは 『離乳食』です
固形物を 自分の意思で食べていきます 初めての学習と言われています
この時に「子どもが自分の意思で食べているか?」が大事です
自分の意思で食べられる体というのは
自分でコントロールできるまで 体の力が育っていることが大前提です
原始反射のように 体が勝手に動くのではなく
全て自分の意思で動かすのです
助産院大地の『離乳食教室』では 食べる力づくりがメインテーマです
食べさせ方の前に
食べる力の子どものサインの見極め方を知ってもらいます
何度でも言いますが・・・
最初に覚えた口の使い方が 一生の使い方です
最初の一歩を確実にしてほしくて
食べられるサインが出るまで 生後何カ月までも待ってもらうことがあります
でも生後10カ月まで 離乳食の開始を待った子は
食べ始めたら 一気に離乳の段階を進んでいきます
よく噛みますし 上手に飲みます^^
食べた後の お口の中も綺麗ですし
食事中に 水分を欲しがることもありません
①唇は 一口分の大きさを測るセンサーです
②歯茎は どれだけ噛めばいいかを測るセンサーです
③舌は 味わい・消化しやすいように十分噛むためのアシスト道具です
④顎は 噛むこと・唾液を出すための 食の大黒柱です
これら4つの器官を使って食べて欲しい
これらがきちんと育つための大前提は
呼吸の力と 首の力です
「首を守る」 赤ちゃん教室で口すっぱくお伝えしていることです
首が育ったあとは 腰の力です この2つが「口」を使う大前提です
首と腰の育ちのためには 横抱きと腹這い遊びが全てです
このブログを読んで 少しでも はっ! とした人は
その瞬間から 子どもの縦抱きを辞めましょう
腹這い遊びを 何歳からでもやりましょう
1秒でも長く遊びましょう^^
大人でも腹這い遊びです 腹這いが苦手な大人は
寝返りから 始めましょう
先日 飲むおにぎり という商品が発売されていました
忙しい朝に!噛まなくても食べられる柔らか食感・・・とのこと
噛まなくてもいい朝ごはんなら 食べない方がマシです
唾液と混ざらない食べ物が 流れてきたら 胃の負担↑です
昨今の 縁日から りんごあめの屋台が消え始めています
姫リンゴの割合が増えてきたな・・・とは思っていましたが
ついに屋台ごと 見なくなってしまいました
リンゴを丸ごとかぶりつける人が減ったのでしょうね・・・
サクサク とか 柔らか とか そんな食感の商品が人気のようです
口の力は大事です 脳を育てます!
習い事を始めるより前に 噛むことを知って欲しい
噛むって心地いい行為なんです^^
噛んでいると 食べ物の美味しさがぐんぐん体中に染み渡るみたい
離乳食教室・・・大幅に内容を増やします!
お子さんのお口の観察方法を知れば
いつ離乳食を始めるのか いつもぐもぐ期に移行するのか
いつ3回食にするのか お母さん自身に知っていただきたい!
そして 食べる力を 家族みんなで育ててください^^
友人から教えていただいた 大好きな言葉です^^
『 お口はね 命の入り口 心の出口 』