· 

『腹這い』がどれだけ大事か・・・

うまれたその日から 1日でも早く 1秒でも多く

子どもが「腹這い」を経験することが とーーーーっても大事なんです

 

赤ちゃん教室でお伝えしている まるまる育児は

まるめる育児ではありません

子どもの発達段階に合わせて

丸まれる体と 自分の意思で伸びることができる体

それぞれ子どもが持てるようになる支援方法を まるまる育児と呼んでいます

 

そのため 子どもの発達段階に合わせた赤ちゃん教室を展開しています

 

その中で私が口酸っぱく5年以上お伝えしていることが

「子どもの首を守ろう!」です

それはなぜか? ひとには発達の順序と原則があるからです。

①頭→尾: 首が据わり 腰が据わり 立つ

②中枢→末梢 :体幹→肩・股関節→肘膝→手首足首→指先と使える部分が増える

③屈曲→伸展→回旋:まるまる→伸びる→回旋して寝返る

この3つをお伝えしています

 

首が据わらないと 腰が据わらないし

体の真ん中が分からないと スポーツで軸の意識なんて持てません

小さく縮めるから 高く遠くにジャンプできるわけです

 

だ・か・ら! 

子どもの人生の最初の方に 首を発達させてほしくて

「首を守って!」と言いますし

中心軸を作って欲しくて

「まるく抱いて 手足も真ん中にもってきて!」と言うのです

これは 親がつくってあげられる姿勢です

 

でも一番大切なことは 子ども自身が 

自分の力で 首を守り 体幹の力をつけて真ん中を認識し

自ら丸くなったり伸びたりを経験することです

「自分で動く」 これがとっても大切なんです

どんなにシミュレーションしても 車の運転を自分でしなければ

運転できるようにならないように

子どもも 自分の力で体を動かすことが

脳の育ちにも体の育ちにも 最も大切なんです

 

では『腹這い』が持つ意味とはなにか?

仰向けだと 子どもは簡単な力で あちこちの映像を見ることができます

重力にほとんど逆らわなくても首を左右に振れば映像が脳に入ってきます

しかも私たちが見ている映像とは180°回転した像が入ってくるわけです

しかし腹ばいだと 自分で首を持ち上げたときに 

初めて周りの映像をとらえることができます 

しかも お母さんたちが見ている映像と同じ方向です

 

腹ばいをすると 目が育つんです!

 

皆さんも腹這い姿勢になってみたら 分かります

腹ばいで 頭を持ち上げようとすると

左右の肩に均等に荷重をかけて 自分の真ん中を意識できたときに

頭が持ち上がってくるのです

そしてあちこち見渡そうと顔を動かすことで

左右の重心移動を覚え より たくましい首に育っていきます!

 

この頭を持ち上げるときに使う筋肉…それは

子どもの首を守るための筋肉となり 

椅子にピシッと座るための筋肉となります

子どもの将来への大切な宝物なんです

 

筋肉は誰かに作ってもらうものではありません

自分で動いて作るものです

子どもに動いてもらいませんか?

赤ちゃんの発達に最も有効で これだけはやっておいてよー!

という運動が「腹這い」なんです☆

 

大人の体幹トレーニングを検索してみてください

生後半年くらいの赤ちゃんの姿勢でやるものばかりです

床に這いつくばって 手足で体を支えています

5-6kgもある頭を持ち上げています

首を守る筋肉が めっちゃ育ちます

 

赤ちゃんの首の守り方!

というと 「マイピーロの着用」と思う方が多いです

もちろんこれでも守れますが

自分で自分の首を守る力を付けることが大事です

 

だから 『腹這い』してもらいましょう!

腹這い遊びの時は マイピーロは外します

 

首を支える力は 頭部コントロールを助けます

スポーツが上手い人 器用な人 みんな頭部コントロールが上手です

その上手になるヒントは 小さい時に首に力をつけてきたか⁈です

縦抱きも お座りも 立っちも

大人がさせてあげたら 何の力も育ちません

立つんだ・・・立つんだ・・・ジョー!!!!

って赤ちゃん自身に動いてもらうことでしか 筋肉はつかないのですから!

だから 縦抱っこの抱っこひもに入れていたら

子どもの体幹力は育たないのです

いつでも腹筋できるように 横抱きです 

 

もうくどいでしょう^^ 

「腹這い」で遊びましょうよって話です ^^

大人も一緒に腹這いすれば お得な体幹トレーニングの出来上がりです♪ 

 

「小さな赤ちゃんだと 腹這いさせるのが怖いです・・・」

なんて新米ママさんは よく言います

 

何言っちゃってんの⁈ \(゚ロ゚ )ナンデヤネン!

産む 生まれる という出産以上に怖い物なんてないっす

カンガルーケアは「腹這い」です

赤ちゃんの時に腹這いを経験させずに

大きくなった子どもに

「なんで姿勢が悪いの!」「ぴしっと背中伸ばしなさい!」

って言う親御さんのほうが わたしは おっかないっす ヤレヤレ<(´ロ`')o

 

本当に簡単なことなんです

子どもが起きているときは 「腹這い」で遊びましょう^^

将来に いいこといっぱいです♪

 

海の中にいた魚が進化して 初めて陸に上がってきた時を想像してください

そう・・・その姿勢は『腹這い』です

羊水という海の中から 生まれてきた赤ちゃん

ヒトへと進化するための 次のステップが『腹這い』です

 

『 頼むから 腹這いだけは やってくれ('-'*)ヨロシク♪ 』