仕事始めを迎えました。
スタートからの2日間で19名の施術をし、幸先のいい充実感を味わいました。
開院して3年経ち、自分でいうこともなんですが・・・
施術力と診断力の向上に伴い、施術時間が短くなってきました。
ケアメニューには、初診45分、再診30分の施術時間と明記していますが、
それより10分ほど短くケアを終えられるようになりました。
施術時間が長いほうが、やってもらった感は高いかもしれませんが、
それだけ体に負担がかかるという先生もいます。
施術メニューで、ひとりあたり20分で対応していければ・・・
と思った時期もあります。
正直今でも悩むことがあります。
その方が、施術枠が増え、お待たせすることなく予約をお取りできますし、
「助産院大地はなかなか予約がとれないよ」なんてご心配をかけることもありません。
それでも、おひとりの時間枠をある程度確保し続けています。
私が施術者である前に「看護者」であるという意識が、最大の理由だと思います。
施術中に、いろんなお話をお客さんから伺います。
子育てでこんなことに悩んでいます。
仕事でつまづいています。
久しぶりのスポーツで体を壊しました。
仕事復帰に向けておっぱいどうしたらいいですか?
妊婦健診で聞けなかったこと聞いていいですか?
お客さんの生活で起きたお話を聞く。体験を共有する。
一緒に笑う。悲しむ。喜ぶ。感情を共有する。
お客さんから教えてもらう。私も教える。
こんな時間の共有が大好きです。
看護の定義があります。
興味のない方は飛ばし読みしてください ^^;
看護とは、あらゆる場であらゆる年代の個人および家族、集団、コミュニティを対象に、対象がどのような健康状態であっても、独自にまたは他と協働して行われるケアの総体である。看護には、健康増進および疾病予防、病気や障害を有する人々あるいは死に臨む人々のケアが含まれる。また、アドボカシーや環境安全の促進、研究、教育、健康政策策定への参画、患者・保健医療システムのマネージメントへの参与も、看護が果たすべき重要な役割である。
<その他の看護の定義>
ナイチンゲール や へンダーソン など
では、私にとっても看護の定義はなにか?
『 対象の心と自分の心が 看護ケアを通して ともに動き出すこと 』
です。
ケアが終わり、お客さんの体が軽くなり、笑顔になる。
それで十分です! と思いたいのですが・・・
看護者としては、お客さんの話をもう少し聞きたい。
相手が感じていること、思っていることを知りたい。
お母さんと一緒に来てくれた子どもと遊びたい。
そんなことを思います。
ただでさえ、目の回るはやさで物事が進む世の中です。
体をケアするときくらい、穏やかな時間を感じてみてください♪
今年もまた、そんな助産院大地のスタイルで進んでまいります!
『 歴史はいつも ひととひととの 交差歴 』