3/5土曜日 浜松市の助産師さんを相手に、勉強会の講師をしてきました。
テーマは、分娩の“回旋異常”について。
今、回旋異常がとっても増えています。
お産の時に、4回赤ちゃんは回ります。
その回り方が教科書通りにいかないことが、“回旋異常”。
①なぜ正常な回旋が起こるのか?
②第1~4回旋まで、なぜ異常になるのか?
③早期発見・予防はいつからできるか?
④見つけた時の対応策は何か?
⑤体の解剖生理
こんな内容を2時間で駆け抜けました。
勉強会アンケートの集計が、昨日とどきました。
・今の体型の変化、分娩進行具合が、「昔とった杵柄」が使用できないことはショックでした。アンテナ高くしなきゃ!
・より具体的な説明とすごく上手く講義していただいて大変勉強となりました。
・とても参考になりました。・非常に楽しかったです。
・明日からやってみたいと久しぶりにわくわくしています。
・回旋異常のなおし方、出血予防の体位、すごく勉強になりました。骨盤ケアの方法をもっと勉強したいと思いました。
・興味深い内容でとても楽しかったです。もっと妊婦さんの身体が理解できるように、日々努力したいです。もっと自分の手で触ってケアしていきたいです。
・自分が普段、骨盤や児の足の向きなど見れていないことが多いと感じた。今後のケアに生かしていきたい。
・知らない内容がたくさんあり、とても勉強になりました。骨盤って大切だなあと改めて感じました。教科書通りではないことや時代の変化などもわかりました。自分の座り方や姿勢を気をつけたいと思いました。
・分娩異常の奥深さ、また、これを予防・ケアするのは助産師さんの大切な役割だということがよくわかりました。解剖学的な知識をしっかり身につけ、適切なケアのできる助産師さんになりたいと思います。
・すごく勉強になりました。自分のケア・助産を見直し、今後に生かす機会になりました。ありがとうございました。
・勉強になった上に、とても楽しかったです。回旋異常に加えて、解剖生理から学べて良かったです。現代女性への助産を学べて、すごく驚き納得しました。職場でどう生かしていけるか考えていきたいと思います。
・今後の助産ケアにも役立つ内容で勉強になった。もっと解剖生理から勉強すべきだなと思った。説明も実際に動くなどしてわかりやすかったし、楽しく学べた。
・楽しく、わかりやすい講義で、時間があっという間でした。基礎の解剖学から復習し、実際の事例はどんなことがおきているか知ることができた。
嬉しいです。
「明日からやってみたい!」 :そんなに納得してくれて嬉しい。ぜひ!(*^-^)ニコ
「アンテナ高くしなきゃ」: そう!月単位で女性の体は変化しています /(@゚ペ@)ウーン
「自分の姿勢にも気を付けたい」 : うん。良い体の人のケアは温かいですから ( ゚ー゚)( 。_。)ウン♪
「楽しかった」 :この感想が一番うれしい☆-(^ー'*)
学びは、楽しいほうが良い♪ 楽しく学んだケアは、相手に伝わる時にも、楽しさや喜びとして伝わるから!
ケアをたくさん知っていても、やっていても、相手が受け止めてくれないと、
ケアとして成り立ちません。
だから、どんなシビア&難しい内容でも、私は楽しさとともに伝えたいと思っています。
勉強会の最後には、自分からのお願いを
<いま助産師に求められること>
•対象の変化に敏感になること (すごい速さで変化しています)
•新しい学問・技術の構築 (教科書の技術だけでは解決できない)
・助産師の業務拡大を推進する (ひとの体を整えられる技術が必須に!)
<まとめ>
通用させてはいけないことを知る
正常分娩を取り扱いできるのが助産師です。
産科で看護師をしてから、助産師になった後輩と話をしました。
「助産師になったら、お産がとれるようになるだけで、仕事はほとんど変わらないと思っていました。」
「でも違いました。見る視点も考えることも全く違う。すごい覚悟でお産と向き合っています。」
すごい感性のいい後輩。お母さんのお股の間に立って、お産と向き合う。
そこには、責任も覚悟も必要。一瞬一瞬の判断が求められているのです。
少しでもいい、いまの母子に必要なケアを獲得してください。
お腹の子が出しているサインに、ひとつでも多く気が付いて!
そんな願いを込めて、勉強会を終えました。
『 吹きゆけよ 知と技と愛が 母子包む 』