“母性看護学概論” 講義スタート

看護専門学校での講義がスタートしました。

昨年から半分担当している「母性看護学概論」。。。。。母性とは?妊娠とは?父性?子どもとは?

という難しい奴です。通常、その学校で、その分野の一番偉い人がやるというのが「概論」。

非常勤講師の私でいいのか?と思って引き受けた仕事です。

ぼやっとして、分かりにくい概論。   でも、私が引き受けた以上、楽しく学んで欲しい^-^

という決意から、今年も情熱講義をスタートしました☆


教室に入って全体をみると、なかなかにイイ表情の学生さんたち。

まずは自己紹介をしてもらいました。

「自分も将来出産すると思うから、ちゃんと聞きたい」  オイッス!! (・ω・)ゞ 考えて!

「自分は男だけど、男性からみた母性を考えたい」   ( ̄〓 ̄)ノ 了解!考えて!

「山口先生が面白くてツボです(≧m≦)」   ありがとう?! 私だけでなく講義も見てね(´~`ヾ)


私からのメッセージ

学生の間の勉強、個人の資質、学んだ先生や学校、出会った患者さんや看護師さん・・・・・

いろんなことを通して、卒業時の個人の能力にはばらつきが出ます。

でも『看護者』として、その後の成長を決めるのは何か?!

それは『知的好奇心』です。心、意欲、知りたい、やりたい、そんな気持ち。

私が、子どものケアで大事にしていることも、『こころ』と『体』の両方を育てること。

やりたい気持ちと、動かせるからだ、これがあれば人はどんどん成長します。

だから、学生の皆さんには・・・・

①先生はイイことを言う

②先生だから、看護師さんだから、偉い人だから、信用できる

こんな考えは捨てて、常に疑問を持ちながら、審美眼と探究心を育ててね~!と伝えました。

赤と青を足すと紫・・・・・・ここで終わればただの知識・・・・なぜ紫になる!??!・・・・と思うのが知的好奇心

心を育てよう~!何でも聞いて~!分からんこと私にもあるし~!ともに考えよ~!

頭はイイ悪いでないよ~!使うか使わんかじゃ~!    ヽ(゚Д゚ヽ)ソイヤっ


さらに・・・・学生さんの体も育てたい~!やっぱり年々悪くなっている気がする Σ(T▽T;)

前年度は、授業ひとコマを「骨盤ケア教室」にしました。

今年もやるか!? しかし、今年から単位1つでも落とすと留年らしい。 落とせない・・・o(´^`)o ウー

久しぶりに悩みます。


悩んでいたら、講師控室に先輩助産師が来てくれました。今は学校の先生。私を誘ってくれた人。

先輩「来年度の母性看護学各論もやって!」

私っ「いいですよ ^-^」

先輩「これ、来年度のシラバス(学習計画表)」

私っ「ぉぉおおおっっ!!」   ((= ̄□ ̄=;))ナ、ナント!!

3回目の講義内容に『骨盤ケア』の文字がっ!!

こんな素敵なシラバスが日本に生まれた!

(ノ◇≦。) ビェーン!!

嬉しい。本当に嬉しい瞬間でした。

この学びをした学生さんが、将来看護師になり、母になり、父になるかもしれない。そんな夢を持てたこと。今後の未来が楽しみです^-^

看護師・保健師・助産師・医師・保育士・・・・・どんな職種とか関係ありません。

母性って皆に関係している学問です。だって、皆が必ず、誰かから産まれてきた命ですから。


『職問わず 看護のこころは ただひとつ』