トコ企画主催の「新生児ケアセミナーin京都」で講師をしてきました。
(写真は、浜松(OM建築工房)でのセミナー開催のものです(謝))
毎回いろんな方との出会いに、私自身刺激を受けています。
お昼休憩の際、時々、セミナーへの参加動機を尋ねることがあります。以前までは、
「寝ない・抱けない・飲まない赤ちゃんが多い」
「赤ちゃんの不調をなんとかしたい」
「おひなまきについて知りたい」 こんな動機がほとんどでした。
しかし、最近は、
「赤ちゃん訪問に行くと、お母さんがおひなまきを使っている。こっちが知らないとか言っている場合じゃないと思いました。」
「施設でおひなまきを使用しているが、合っているのかしっかり学びたくてきた。」
「おひなまきの卒業時期、使うタイミングについて知りたい。」
こんな動機が増えてきました。
さらに、50歳台くらいの女性からは・・・
「昨年、山口先生のこのセミナーを、妊娠中の娘と一緒に受講しました。その娘が出産し、一緒におひなまきで子(孫)育てをしています。当初は『きつそうでかわいそうやなぁ』と言っていた曽祖母も、『こんなに寝るなんてええなぁこれ』と言ってくれるようになりました。でも、時々合っているのか?成長に合わせてどうしたらいいか?確認したいので、毎年1回は受講するって決めました ^^ 」とのこと。
本当に嬉しくなりました。
新生児ケアが普及してきた証拠です。実践した中で、考え、疑問を持ち、セミナーに来ていただいたのです。こんなに嬉しいことはありません。私も午後の実習からは、さらに熱が入りました。
おひなまきも、使い方だけでなく、発達に合わせて変化していくこと。使うタイミング、卒業時期など、より実践的なお話ができました。
終了後の質問も、より具体的で実践的な内容でした。
このセミナーが始まって、まだ1年経過していません。
それでも「こんなに新生児ケアを実践し、真剣に考えている人たちが増えてきている!」と、実感しました。
言い換えると、「新生児ケアを必要としている赤ちゃんが増えている」ということです。
「新生児ケア=おひなまき」と捉えられがちですが、セミナーでは、おひなまきの使い方だけでなく、お母さんの体作り、抱っこ&寝かせ&げっぷの仕方、不調のサインが見つかった時のケア方法など、多くの内容をお伝えします。すべて合わせて新生児ケアです。
それでも、おひなまきの効果が高いため、おひなまきの印象が強くなります。
いろんな不調を訴える赤ちゃんに、どんなケアがいいのか?観察ポイントは何か?
多くのヒントがこのセミナーで学べます。
医療職に限らず、一般の女性も参加可能なこのセミナー。
その目的は「赤ちゃんの健やかな成長発達を促すこと」です。
自分の赤ちゃんのために、目の前にいる赤ちゃんのために、興味のある方はぜひ。
帰り際、「先生!また来年お会いしましょう!」
そんな参加者の方の声に励まされ、胸が熱くなりながら、浜松への帰路に着きました。
次回、浜松での新生児ケアセミナーは、10/21(水)入野町:ゆめ応援プラザ にて開催です。