安産ってなに?! 命が生まれた瞬間に大切なこと。

最近、クライアントの方から、お産の報告が何件か届きました。

本当にうれしい報告です。予定日間近までお付き合いした方ですと、こちらまでドキドキしてその瞬間を待ちわびます。

今日生まれるかな?!と思っていた日の午後・・・電話が・・・産婦さんのご主人からでした。

「あのー。○○の夫です。今日・・・・」と低い声で低めのテンション・・・・   

ムムムっ!!大丈夫かっ!?母子に何かあった?!

「先ほど、無事に産まれました。」

ひゃぁ良かった ^^; 安心しました!  母子ともに元気とのこと。本当におめでとうございます!


お産の現場にいるとき、「私って安産ですか?!」とよく聞かれました。

皆さんは、何が安産だと思いますか?!

痛くないこと?叫ばなかったこと?分娩時間が短いこと?医療介入がないこと?出血量?

教科書に「安産」の定義はありません。


私にとっての「安産」は、お母さんと赤ちゃんが元気であること、新しい命の誕生を喜べたこと。

この2つです。

うちに通っている方ですと、赤ちゃんの歪みのサインを見る目が養われています。

「あ!向き癖!」 「あ!舌べろの位置がっ!!」  みたいに。

でも、命が宿る前から生まれるまでの軌跡を思い出してください。 それって奇跡です。


私自身が今まで感じてきたこと。

就職して1年目。病棟でたくさんのお産に出会い、お産の大変さとお産にかかわる大変さを知りました。

長男を出産して。妊娠から出産までの大変さ、生まれたときのあふれ出る涙、支えてくれた家族との絆。

産婦人科外来で。妊娠すること、満期まで妊娠を維持することの困難さを痛いほど感じました。多くの女性の涙をそばで見守るしかなかったのです。

またお産の現場に戻り。2つの命が無事でいられることが、なんと尊いものか。


こんな経験をしてくると、母子ともに元気・・・の奇跡が嬉しくてたまらないのです。

子どもの気になるサイン。お母さんのガタガタ骨盤。なんとかできる手立てがあります!お手伝いします!

だから、お産が終わったらまずは・・・

湧き上がる感情に身をゆだねてください。そこでしか味わえないものがあります。

自分が大事に育てた子どもとの出会いを、 最後まで頑張った自分自身を、

たくさん褒めて、誇りとしてください ^-^  

そうしたら、自分自身で「安産だった・・・良かった。」と実感が湧いてきますから。

専門家の「安産ですよ!」の言葉もいいけれど、親子で感じる「安産」のほうがずっといい。


そして、子どものかわいさ、力強さを存分に味わってください。

生まれた瞬間の子どもが欲しいものは・・・・

お母さんとの時間。お母さんのぬくもり。自分の誕生を喜んでくれるお母さんです。

携帯は欲しがっていないです。 「あ!FBにアップしなきゃ!」とか思っているのはお母さんだけ。

ふたりにとって必要なものだけが、そこにあればいいんです。

携帯ポイ。化粧もポイ。赤ちゃんと対等でいてください。

生まれて数日の濃い時間を、どうぞ存分に味わってください ^-^ 

落ち着いたら、私に抱っこをさせてください。

子宮の外から触れていたあの子たちをお待ちしています☆