子どもへの特効薬は・・・・手当て

夕方、男の子の施術。

一緒に小学1年生の弟が来た。気持ち良さそうに寝ているお兄ちゃんをみて・・・

「僕、ここ痛い感じする」とお尻を触る。

「じゃあ治そっか」とお尻を触る。まじめに、気持ちを込めて・・・

「治った!次ここ痛い。」  さらに手のひらでじんわり触る。

弟くんは、にんまり嬉しそう。

そう、子どもって自分にいい関心を持ってもらいたい。できれば、アクションを示してほしい。

からだに丁寧に触る。そっと触れる。できれば笑顔で触る。

それだけで、子どもって元気になる。大人もきっとそう。

人間の神経は、痛覚より触覚のほうが脳への伝達速度が速い。これって、とても大事な信号だからじゃないかな?と思いながら、いつもお産にかかわっていた。

お母さんの手のひらは、子どもにとって宝物。お母さんのからだと心に余裕が生まれるように、笑顔が増えるように、やわらかい手になるように・・・・そう応援したくて開業したんだ。そう思えたひと時でした。